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夜、太鼓を叩いて「おっくりや~おっくりや~貧乏神おっくりや~」と言いながら集落の端から端まで歩いていき、その太鼓の音を聞いて各々の家から提灯を持って人が出てきます。
そうやって皆で集落の外れまで貧乏神を送っていきました。
白子沢でも8月1日に虫送りという同じような行事をやっていて、そっちには行けなかったんですが、沼沢は白子沢が送ってきた貧乏神も引き継いでさらに遠くまで送っていくという感じでした。
「虫送り」の「虫」は畑や田んぼに悪さをする虫のことで、そういう悪い虫も追い出して豊作を願うみたいな意味もあるみたいです。
こういう貧乏神送りとか虫送りのような行事をやっているのは小国町の中でも白沼地域だけ・・・らしいです。
今は太鼓を1輪車や自動車に乗せたりしながら叩いてましたけど、昔は人が太鼓を背負って歩いていたんだそうで。凄いなぁ。
終点まで来るとそこで提灯に入っているろうそくの明かりを全部燃やして消してしまいます。
家に帰る時に明かりを点して帰るとせっかく送った貧乏神がついてきてしまうからだそうで。
家でそれぞれ描いてきた貧乏神の絵を一緒に燃やしている人もいました。
私も描いてくればよかったな。
白子沢の方では貧乏神のお土産に、おこわをかぼちゃの葉で包んだものや笹巻きなどを持っていき、川に流してやったりしたそうです。
うーん、それも見てみたかったなぁ・・・
家に帰る時に明かりを点して帰るとせっかく送った貧乏神がついてきてしまうからだそうで。
家でそれぞれ描いてきた貧乏神の絵を一緒に燃やしている人もいました。
私も描いてくればよかったな。
白子沢の方では貧乏神のお土産に、おこわをかぼちゃの葉で包んだものや笹巻きなどを持っていき、川に流してやったりしたそうです。
うーん、それも見てみたかったなぁ・・・
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沼沢の盆踊りの笛太鼓は子供らが中心。
歌の方は覚えている人がなかなかいなかったんですが、笛太鼓が始まって人が集まってきてからようやく歌える人が現れたという感じで、こちらもなかなかのゆるさでした。
前回書いたように白子沢と沼沢で太鼓の叩き方が違ってたんですが、よーく聴くと基本のリズムは同じみたいでした。
ただ、叩き方の違いでかなり印象が違ってくるんだなぁと。
それから歌の歌い方も違ってました。
沼沢は1節1節歌うたびに「チョーイトサ」が入ったりして、1番を歌いきるまでに何度か合いの手が入っていたんですが、白子沢のほうはそういう区切りがなくずっと通して1番を歌いきるという感じだったような。
昔は明沢や間瀬の集落でも盆踊りがあって、やっぱりそれも地域ごとに特色があったんだそうで。
もしかすると地域の特色というよりも、歌い手や叩き手の個性なのかもしれないですけど。
私も少し太鼓を叩かせてもらったりしたんですが、歌う人によってなかなか調子が合わなかったりもして難しかった・・・
でもそれをうまく合わせたりリードしたりするのが太鼓の「技」なのかなぁと思ったり。面白いなあ。
時間になると地域の人たちがじわじわと集まって踊れる人は踊り、歌える人は歌うという感じの、いい感じにゆるーい雰囲気でした。
盆踊りの音楽は笛も太鼓も歌も全て白子沢の人たちによる生の音。
白子沢の盆踊りの笛太鼓は練習などをせず、年に1回の本番で覚えさせるというやり方でやってきたそうで・・・
歌っていた人にも「いつから歌ってるんですか」と聞いてみたら「今日初めて歌った」という返事が返ってきたりして。それでもこどもの頃から聞いているとなんとなく覚えてしまうらしいです・・・すげぇ。
子供らが輪に入って踊りながら笛を教わっていたので、私も混じって笛を吹かせてもらってました。
沼沢の盆踊りの練習にも顔を出していたのでなんとなくメロディは覚えたけれど、まだうまく音が続かないです。練習せねば。
笛のメロディは沼沢とほぼ同じだったんですが、太鼓は随分違う感じがしました。
或る人に言わせると「沼沢は和風で白子沢はサンバ風」なんだとか。
うーん、なんとなく分からなくもないような・・・