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7月はわらび園の草刈りにまぜてもらったりしてました。
沼沢のわらび園の場合は山焼きをしないので、わらびを負かすような植物が増えないよう、わらび園が終了した後に草刈りをするんです。
草刈り途中のわらび園。
傾斜など地形を見ながら、親方がどこからどこに向かって刈っていくかの指示を出してくれます。
経験がないとできないことですわなあ・・・
草刈り戦士たちの勇姿。
白沼の山をよく知っているベテランばかりでびびりました。かっこいい人達です。
私も草刈り機を借りて一緒に刈らせてもらいました。
草刈り機を使うのは初めてだったので平らなところから練習させてもらいつつ。
背負い式のほうがパワーがあって刈りやすいそうでベテランの方々は皆そっちを使ってたんですが、自在に動かせるぶん危ないということで、初心者の私は肩に下げるタイプのものを使ってました。
しかし今まで鎌しか使ったことがなかっただけに、草刈り機の威力は衝撃でした。
鎌を使ってたら半日はかかりそうな所が1時間で刈れてしまった・・・皆草刈機が手放せなくなる理由がよくわかりました。
そして炎天下の中で汗をかいただけにその日のビールが最ッ高に美味しかったです。
南部地区の方と温身平へモリアオガエルを見に行ってきました。
モリアオガエルは水辺の樹木に卵を産み付けるという、変わった習性を持っていることで有名なカエルで、カエル好きの私にとってはもう憧れの存在なんです。
白くて丸い泡のようなものがモリアオガエルの卵。
3mくらい見上げるような高さにも卵があってびびります。
あんな高さまでがんばって登るんだなあ。
ところでこのカエル、温身平だけでなく私のいる白沼地区にもいます。
←モリアオガエルの卵(白子沢)
こちらは樹ではなく田んぼの畦に卵を産み付けてるものが多いです。
今までもずっと憧れは持っていたものの実物を見たことはなく、モリアオガエルを初めて見たのは小国町に来てからでした。しかも田んぼで。
モリアオガエルといえば森にいるというイメージを持っていたのに、小国町ではあまりにも身近な場所にいるので滅茶苦茶びっくりしました。
身近なだけに夜間はカエルが避けきれないほど車道に出てきて車に轢かれたりもしていますが、私はあきらめずに避け続けたいと思います・・・
6月中はわらびが盛りということで、わらび園の手伝いをさせてもらってました。
去年暮らしていた徳島でもわらびは採れたんですが、小国町のわらびを見てその太さと長さにびびりました。
他の山菜の種類も豊富で、「小国のものが一番美味しい!」といって求めてくる人も多いんだとか。
雪が多く積もった、栄養の豊かな山の土で育つからなのだそうで・・・そんな山菜をこっちに来てから毎日食べてます。なんという贅沢。
↑沼沢わらび園
地元の人たちのためのわらび園ですが、一般の人が入ることもできます。
観光わらび園ではないだけに、30キロも40キロものわらびを本気で採りに来る人が多いです。
選ばなければわらびはたくさん生えてるんですが、太くて長い、いいわらびを採ろうとすると限られてきます。
なので開園と同時によーいドンで、我先にとわらびの生えるポイントに走っていくような人も。
↑白子沢わらび園
こちらは観光わらび園なので団体さんがよく来ます。
お客さんにサービスで提供している、にしんでだしをとった山菜汁はめちゃくちゃ美味しいです。
ちなみに沼沢と白子沢のわらび園は山焼きをしていません。
なので草の丈が高かったり管理は大変なんですが、土が焼けないから味が良いと言って来てくれるお客さんも多いみたいです。
↑こちらは地域の人に山のわらび採りに連れて行ってもらったときの写真。
車で入れる道から1時間半ほど山道を歩いた林の中でした。
わらび園のように管理されている場所ではないので、杉林の中で藪をこぎつつわらびを探す感じです。
しかし、めったに人が入らない山のわらびだけに太くて長いものばっかりでした。しかも柔らかい。
大人の胸の高さまで伸びてもまだ開かないような立派なわらびもあってびびりました。
帰りは20キロほどのわらびを背負って山道を降りてきたんですが、重力の抵抗がものすごかった・・・
しかし、連れて行ってくれた方は私の2倍3倍の重さのものを背負っていて、私も試しに背負ってみたんですが、「立てたはいいけどこれで山道を歩くのは絶対無理」・・・という感じでした。山でちょっとでもバランス崩せば絶対転がり落ちて立ち上がれなくなる。
でも考えてみれば昔はわらび園のように管理された場所や車で通れる道もなかったのだから、こういう重いものを背負って山道を歩くのは当たり前だったんだなあと。
それでも一日中山の中にいて、のんびりとわらびを採るのは格別楽しかったなぁ。
山菜取りにはまる人がいる理由が分かる気がしました。