オグニッキ 熊の腰皮 忍者ブログ
山形県小国町で見つけたおもしろいもの、 NPO法人ここ掘れ和ん話ん探検隊のイベント情報&活動報告なども。
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マタギの方からもらった熊の皮で、自分用の腰皮を作ってみました。

腰皮ってのは、私が前に描いた絵にも描いてあるんですが、マタギの方とかが腰につけてる毛皮のことです。
昔の人が使ってた昔の道具、かというと全くそんなことはなく。
これをつけてると雪の上にそのまま座っても尻が濡れないし暖かいので、小国だと現役マタギの方々はもちろん、山に行く人とかも結構持ってたりします。

kuma1.jpg
もらった毛皮はこんな感じでした。剥がしたままの皮を長いこと干しっぱなしにしていたみたいで結構ばりばりに硬くなってました。
毛皮は随分前にもらってて、せっかくだからなめし方とかちゃんとやってみようと思って色々調べてたんですが、実際やりたくてもなかなかそんな暇がとれず・・・
処理方法も色々あるようで、「熊は脂をそがなくていい」とか「使ってるうちに柔らかくなる」と言う人もいたので、も~~いいやと思って結局一番手間のかからない方法を選んでしまいました。
とりあえず洗剤、重曹、塩で熊皮を洗って、裏側の汚い部分とか厚くなってる部分だけナイフでそいで、あとは手でしごきまくる。原始的!

あと破れたカッパがあったからそれで裏地をつけようと思ったんですが、革製品を加工する技術もなけりゃ知識もないし道具もない。
kuma2.jpg
ので、マタギの方々が持ってる腰皮を観察させてもらった結果、麻紐を縫い糸に、きりとヘアピンを縫い針代わりにして挑戦することに。
なるべく家にあるもので何とかしたかったので・・・でも案外いけました。ヘアピンの新しい使い道を知った気分。

kuma4.jpgkuma3.jpg
そんな風にあれこれ格闘しながらようやく完成!
ベルトをどうやってつけようか迷ったんですが、縫い糸にした麻紐を平編みにしてベルトを通せるように縫い付けてみたら結構いい感じでした。
雑な部分はあれど売り物にするわけじゃなし、どうせ自分で使うもんだし。
元々もらった毛皮もそんなに大きくなかったので少し小さいサイズですけど十分使えそうです。
なんとか今年の冬支度に間に合いました。
とりあえず結構満足です。

あとは腰皮作った残りの毛皮も何かに使えないかと考え中。
全く贅沢な遊びをしているよなあ・・・と自分でも思う今日この頃です。
 
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平成23年度、山形県小国町の緑のふるさと協力隊やってました。
現在はNPO法人ここ掘れ和ん話ん探検隊で活動中。
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